ハーフタイムに何を食べる? 飲む? 後半も走るための補給

ハーフタイムは短いけれど、後半に向けた大事な「給油」の時間です。
前半で使ったエネルギーを、後半に向けて補うのがハーフタイムです。短い時間でとれるように、何をどのくらい用意するかを前もって決めておくと、当日あわてずにすみます。
炭水化物を30〜60g
サッカーの専門家グループ(UEFA)の声明は、ウォーミングアップのあとと、ハーフタイムに、それぞれ炭水化物30〜60gをとることをすすめています(T055)。1〜2.5時間ほど続く、止まったり走ったりをくり返す運動では、1時間あたり30〜60gが目安とされています(T011、成人の競技者の目安)。
これはトップ選手向けの値です。体の小さい子は、少ない量から試して、おなかの調子を見ながら決めましょう。
| 食べ物・飲み物 | 炭水化物のおよその量 |
|---|---|
| ゼリー飲料(エネルギー補給用)1個 | 商品の栄養成分表示で確かめる |
| バナナ1本(可食部100g) | 約23g |
| スポーツドリンク | 商品の栄養成分表示で確かめる |
| 一口ようかん(練りようかん50g) | 約35g |
| カステラ1切れ(50g) | 約31g |
バナナ・ようかん・カステラは日本食品標準成分表で計算した値です。ゼリー飲料やスポーツドリンクは商品によって中身が大きく違うので、袋やラベルの「炭水化物」の欄を見てください。
バナナ1本
日本代表でも、ようかん・カステラ・オレンジジュースなどを補食として出しています(T090)。

試合の日に初めて食べるものはおなかの不調のもと。練習の日に一度試して、合うものを見つけておきましょう。
ハーフタイムの流れの例
- ベンチに戻ったら、まず水分を数口
- 一口ようかんやバナナの半分など、すぐ口に入るものを
- コーチの話を聞きながら、もう一度水分を
- 後半が始まる前に、トイレをすませる
食べる量は、少年団のように試合時間が短い場合や、体が小さい子なら、一口サイズから始めれば十分です。
持っていくものリスト
- 水筒(水・お茶・スポーツドリンクなど、ふだん飲み慣れたもの)
- 一口ようかん・カステラ・バナナ・ゼリー飲料のどれか
- ごみ袋とウェットティッシュ
- 夏は保冷バッグ
水分は「減りすぎない」ように
試合中は、汗で失う水分を、試合前の体重の2〜3%を超えないようにすることがすすめられています(T056、サッカーのトップ選手の目安)。体重40kgなら0.8〜1.2kgにあたります。
逆に、飲みすぎて試合前より体重が増えるのもよくありません(T056の備考)。練習の前後に体重をはかると、その子の汗の量がわかります。汗の量と水分チェックで計算できます。
よくある失敗と直し方
- ハーフタイムに何も食べない・飲まない:話を聞くのに夢中で忘れがちです。「戻ったらまず一口」を決まりにしましょう。
- 一度にたくさん食べる:おなかが重くなって後半に動けないことも。少しずつで大丈夫です。
- 脂の多いお菓子を選ぶ:チョコ菓子やスナックより、ようかんやバナナのような消化のよいものを。
子どもへの声かけ
- 「戻ってきたら、まずお茶を一口ね」
- 「ようかん1個で、後半のダッシュが変わるよ」

ハーフタイムの一口と一杯が、後半の走りを支えます。準備しておけば当日は安心です!
試合の日全体の流れは試合の日の準備や、大会の日のお弁当の記事も参考にしてください。
出典:UEFA専門家グループの声明(Collins ほか)、米国栄養士会・カナダ栄養士会・米国スポーツ医学会の共同声明(Thomas ほか)、日本サッカー協会「JFA栄養ガイドライン」、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
出典:T055・T056(UEFA S03)、T011(共同声明 S01)、T090(JFA S15)、日本食品標準成分表(バナナ 07107・練りようかん 15038・カステラ 15009)(出典の一覧は「出典」のページを参照)
