牛乳がもっとおいしくなる! 飲み方・料理の工夫(ココア・きな粉ミルク・シチュー・ポタージュ)

「牛乳、飲めるけどあんまり好きじゃない」「給食では飲むけど、家だとコップに残ったまま」…。そんな子、けっこう多いですよね。
牛乳は、苦手というほどではないけれど「そのままだと飽きる」「味がものたりない」と感じやすい飲み物です。でも大丈夫。混ぜる・温める・料理に使う。この3つで、牛乳はぐっとおいしくなります。
この記事では、牛乳をそのまま飲むのがつまらない子に向けて、飲み方のアレンジと、牛乳をたっぷり使える料理、飲むのにぴったりのタイミングを紹介します。
なお、牛乳アレルギーがある子や、体質的に牛乳が飲めない子は、牛乳を飲まない子のカルシウムの記事を見てください。牛乳なしでもカルシウムをとる方法をまとめています。
牛乳コップ1杯でとれるもの
まずは、牛乳1杯にどれくらいの栄養が入っているかを見てみましょう。コップ1杯(200ml)は約206gです。
| 牛乳 コップ1杯(200ml・約206g) | 量 |
|---|---|
| エネルギー | 126kcal |
| たんぱく質 | 6.8g |
| 炭水化物 | 9.9g |
| カルシウム | 227mg |
(日本食品標準成分表で計算)
牛乳
カルシウムは、骨をつくる材料です。成長期の子どもが1日にとりたいカルシウムの量(推奨量)と比べると、牛乳1杯でその約23〜35%がとれます。
| 年齢 | 男の子の推奨量 | 牛乳1杯の割合 | 女の子の推奨量 | 牛乳1杯の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 8〜9歳 | 650mg | 約35% | 750mg | 約30% |
| 10〜11歳 | 700mg | 約32% | 750mg | 約30% |
| 12〜14歳 | 1000mg | 約23% | 800mg | 約28% |
(日本人の食事摂取基準2025年版 p283 をもとに計算)

12〜14歳の男の子は、1日1000mg。人生でいちばんカルシウムが必要な時期です。牛乳は、それを手軽にとれる心強い味方!
骨がぐんぐん伸びる時期の食事については、成長期の骨づくりの記事でくわしく紹介しています。
飲み方の工夫:混ぜるとおいしくなる
牛乳は、ほかの食材とよくなじむ飲み物です。「そのままはつまらない」という子も、混ぜるだけで「おかわり!」に変わることがあります。
ココアミルク
定番中の定番。ピュアココアを少量のお湯か牛乳でよく練ってから、牛乳を注ぐとダマになりません。ピュアココアは甘みがついていないので、はちみつやバナナで甘さを足すと、やさしい味になります。
ココア
はちみつ
きな粉ミルク
きな粉の香ばしさが牛乳と相性ぴったり。和風のミルクセーキのような味わいです。牛乳200mlにきな粉大さじ2(約12g)を混ぜると、エネルギーが51kcal、カルシウムが19mg増えます(日本食品標準成分表で計算)。よく振るか、泡立て器で混ぜるのがコツです。
きな粉
牛乳
バナナミルク・いちごミルク
果物と牛乳をミキサーにかけるだけ。果物の甘さと香りで、牛乳が一気にごちそうになります。バナナは1本でもおいしく、凍らせたバナナを使うとシェイクのようになります。いちごはつぶして牛乳と混ぜるだけでも十分。ミキサーがなくても作れます。
バナナ
いちご
ミルクティー(麦茶・ルイボスで)
子ども向けのミルクティーは、ノンカフェインのお茶で作るのがおすすめです。濃いめに煮出した麦茶やルイボスティーに牛乳を合わせると、香ばしくて飲みやすい「ミルクティー」になります。麦茶ミルクは、意外なおいしさにびっくりする子も多い組み合わせです。
麦茶
甘さのつけ方
甘さは、はちみつやバナナの自然な甘さでも十分おいしくなります。果物を使えば、甘さと一緒に香りや色も楽しめます。「今日はバナナ、明日はきな粉」と日替わりにすると、毎日飽きずに続けられます。
| アレンジ | 混ぜるもの | ポイント |
|---|---|---|
| ココアミルク | ピュアココア+はちみつ | 先に練るとなめらか |
| きな粉ミルク | きな粉 | 香ばしく和風の味 |
| バナナミルク | バナナ | 凍らせるとシェイク風 |
| いちごミルク | いちご | つぶして混ぜるだけ |
| 麦茶ミルク | 濃いめの麦茶 | ノンカフェインのミルクティー |
| ルイボスミルク | ルイボスティー | 紅茶のような香り |
(このサイトのまとめです)

自分で混ぜるものを選べると、子どもは楽しくなります。「今日は何味にする?」と聞いてみてください!
温める? 冷やす?
同じ牛乳でも、温度で味の感じ方が変わります。
- 温めた牛乳:甘みを感じやすく、香りが立ちます。ココアやきな粉、はちみつもよく溶けます。寒い日の朝や、寝る前のホッとする一杯にぴったり
- 冷たい牛乳:すっきりとのどごしがよく、暑い日や練習のあとに飲みやすい。バナナやいちごのミルクは、冷やすとさらにおいしくなります
電子レンジで温めるときは、ラップをせずに少しずつ温め、途中で一度混ぜるとふきこぼれにくくなります。表面にできる膜が苦手な子は、温めたあとに軽く混ぜればOKです。
「冷たいのは苦手だけど、ホットなら好き」という子もいれば、その反対の子もいます。両方ためして、わが子のお気に入りを見つけましょう。
料理の工夫:飲まなくても牛乳はとれる
牛乳は飲み物ですが、料理に使えばおかずや主食にもなります。料理に入れると牛乳の味は前に出すぎず、まろやかさとコクに変わります。「飲むのは1杯で十分」という子も、料理ならたっぷりとれます。
ポタージュ
じゃがいも、かぼちゃ、たまねぎなどをやわらかく煮てつぶし、牛乳でのばせば完成。野菜の甘みと牛乳のまろやかさで、牛乳っぽさをほとんど感じずに飲めます。朝ごはんや、食欲がない日にもぴったりです。
じゃがいも
かぼちゃ
たまねぎ
シチュー・ミルクスープ
具だくさんのシチューは、牛乳をたっぷり使えるおかずの代表です。鶏肉や野菜と一緒に煮込めば、たんぱく質も野菜も一度にとれます。ルウを使わなくても、具を炒めて小麦粉をふり、牛乳で煮るだけでやさしい味のミルクスープになります。ほうれんそうを入れると、色もきれいです。
ほうれんそう
たまねぎ
グラタン
牛乳でつくるホワイトソースに、チーズをのせて焼くグラタン。牛乳とチーズのダブルでカルシウムがとれます。マカロニやじゃがいもを入れれば、練習で動いた日のエネルギー補給にもなります。
チーズ
じゃがいも
牛乳で炊く・牛乳寒天
ごはんを炊くときに水の一部を牛乳にかえると、ふんわりやさしい味のごはんになります。洋風の炊き込みごはんやリゾットにぴったりです。
おやつには牛乳寒天。牛乳に粉寒天を煮溶かして冷やし固めるだけで、つるんとしたデザートになります。果物を入れると見た目も楽しく、子どもと一緒に作るのにもおすすめです。
ごはん
寒天
フレンチトースト
卵と牛乳を混ぜた液に食パンをひたして焼くだけ。休日の朝ごはんや補食に人気です。前の晩からひたしておくと、中までしっとり。甘さはバナナやはちみつを添えれば十分です。
食パン
卵
はちみつ
| 料理 | 牛乳の使い方 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| ポタージュ | 野菜をのばす | 朝ごはん・食欲がない日 |
| シチュー・ミルクスープ | 煮込む | 夕ごはんのおかず |
| グラタン | ホワイトソース | 夕ごはん・休日のごはん |
| 牛乳ごはん・リゾット | 水の一部を牛乳に | 主食 |
| 牛乳寒天 | 固める | おやつ・補食 |
| フレンチトースト | 卵液 | 朝ごはん・補食 |
(このサイトのまとめです)

牛乳を使った料理は、このサイトの牛乳がおいしくとれる料理にまとめています。献立に迷ったらのぞいてみてください!
飲むタイミング:練習のあとがおすすめ
牛乳を飲むのにいちばんおすすめなのが、練習のあとです。牛乳1杯には、炭水化物(9.9g)とたんぱく質(6.8g)が一緒に入っています(日本食品標準成分表で計算)。動いたあとの体に、エネルギーと体をつくる材料をまとめて届けられます。
おにぎりと牛乳、バナナミルク、きな粉ミルクなどは、練習のあとの補食にぴったりの組み合わせです。冷たい牛乳は、のどごしがよく練習後でも飲みやすいのもうれしいところ。
練習のあとに食べたい補食は、練習後の補食のレシピにまとめています。
ほかにも、牛乳をとりやすいタイミングはたくさんあります。
| タイミング | おすすめの飲み方・料理 |
|---|---|
| 朝ごはん | ホットココア、ポタージュ、フレンチトースト |
| 練習のあと | 冷たいバナナミルク、きな粉ミルク+おにぎり |
| おやつ | 牛乳寒天、いちごミルク |
| 夕ごはん | シチュー、グラタン |
| 寝る前 | ホットミルク、麦茶ミルク |
(このサイトのまとめです)
おにぎり
バナナ
牛乳

1日の中で「飲む」と「料理」を組み合わせれば、牛乳はぐっととりやすくなります!
よくある質問
Q. 毎日同じ味だと飽きてしまいます
日替わりでアレンジを変えてみましょう。「月曜はココア、火曜はきな粉」のように曜日で決めると、子どもも楽しみにしてくれます。飲む日と料理で使う日を分けるのもおすすめです。
Q. 給食で飲んでいれば、家では飲まなくていい?
給食の牛乳は大切なカルシウム源です。家ではシチューやポタージュなど、料理で牛乳を使えば、無理なく上乗せできます。休日は給食がないので、朝ごはんや補食で牛乳を取り入れましょう。
Q. 温めるとカルシウムは減りますか?
温めても、牛乳のカルシウムはそのままとれます。ホットでも冷たくても、子どもが飲みやすいほうを選んで大丈夫です。
Q. 牛乳を飲むとおなかがゴロゴロします
温めた牛乳を、ゆっくり飲むと楽になる子もいます。料理に使ったり、ほかの食べ物と一緒にとったりするのもおすすめです。どうしても飲めない場合は、牛乳を飲まない子のカルシウムの記事を参考にしてください。
Q. ココアのほかに、子どもに人気の味は?
バナナミルクときな粉ミルクが人気です。麦茶ミルクも「意外とおいしい!」と好評です。子どもと一緒に新しい組み合わせを探してみるのも楽しいですよ。
子どもへの声かけ
- 「今日は何味のミルクにする?」
- 「練習おつかれさま! バナナミルク作ったよ」
- 「このシチュー、牛乳たっぷりなんだよ」
- 「牛乳で骨がどんどん強くなるね」

牛乳は、混ぜて・温めて・料理して、もっとおいしくなる! 自分の好きな飲み方を見つけよう!
まとめ
- 牛乳コップ1杯(約206g)で、カルシウム227mg・たんぱく質6.8gがとれる
- 8〜14歳のカルシウムの推奨量(650〜1000mg)の約23〜35%を、牛乳1杯でまかなえる(食事摂取基準2025 p283)
- ココア・きな粉・バナナ・いちご・麦茶などを混ぜると、牛乳がぐっとおいしくなる
- 甘さは、はちみつやバナナの自然な甘さでも十分おいしい
- 温めると甘く香り豊かに、冷やすとすっきり飲みやすい
- ポタージュ・シチュー・グラタン・牛乳寒天・フレンチトーストなら、料理でたっぷりとれる
- 練習のあとの補食に、牛乳はぴったり
牛乳を使った料理は牛乳がおいしくとれる料理、練習のあとの補食は練習後の補食、骨の育ち方は成長期の骨づくりの記事で紹介しています。
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(出典の一覧は「出典」のページを参照)
